EUにおけるAMARS

このレポートについて

EUにおけるXの平均月間有効サービス対象者数(AMARS)

Xは、ユーザーに関する透明性の確保に取り組んでおり、DSA第24条第2項に従って、EUのオンラインエコシステムにおける有効サービス対象者数について、一貫した報告を実施することの重要性を認識しています。そのための要件や法令遵守のアプローチに関して、Xが把握している知見の概要を以下に説明します。

EUにおけるXの有効サービス対象者数 - 過去45日間の推定平均値1

Xのログインユーザー数

5,980万人

Xにログインしていないゲストユーザー数

4,110万人

合計

1億90万人

EUにおけるXの平均月間有効サービス対象者数

 

01.

AMARSの要件

Xでは、「サービス対象者」や「オンラインプラットフォームの有効対象者」の定義、そして前文第77項についてなど、AMARSに関するDSAのガイダンスの分析を進めてきました。その結果、確立されたのが、以下のAMARSの算出方法です。

  • Xのアプリケーションインターフェイスを通じて、Xにコンテンツをアップロードしたり、Xのコンテンツに接したりした、EUのすべての自然人および法人をカウントします。
  • 未認証のユーザーを含めます(たとえばXアカウントを持っていないユーザーや、Xにログインしていないユーザーといった未認証ユーザーも、コンテンツを読んだり、聞いたり、クリックしたりなどすることで、Xサービスと関われることを踏まえています)。
  • 同一ユーザーが複数のインターフェイスを介してアクセスした場合、1回のアクセスとしてカウントする必要があります。
  • 同一ユーザーが複数のアカウントを使用してアクセスした場合、1回のアクセスとしてカウントする必要があります。
  • ボットとスクレイパーは除外されます
 

02.

収益化可能なデイリーアクティブユーザー数(mDAU)とAMARS

XのmDAUの算出方法では、収益化可能なXユーザーのみが考慮されます。一方、XのAMARSの算出では、未認証か認証済みかにかかわらず、Xインターフェイスを通じて、Xのいずれかのタイプのコンテンツにアクセスできる、すべてのサービス対象者がカウントされます。

XではAMARSの算出のため、mDAUに関するXの透明性慣行のいくつかの要素を活用しています。実際のところ、mDAUの算出方法とAMARの算出方法では、前述のとおり対象者のかなりの部分が重複します。具体的には、以下のとおりです。

  • mDAUでも自然人と法人のどちらも含めます。
  • mDAUでもサードパーティーのアプリケーションを通じたXの利用は除外されます(XウェブサイトとXアプリの場合のみを含めます)。

  • mDAUの算出方法では、ボットとスクレイパーは、Xの無作為標本調査により特定される範囲で除外されます。
未認証ユーザー数の加算

Xでは、未認証ユーザーもほとんどのコンテンツにアクセスできます。つまり、Xアカウントを持っていないユーザーや、Xアカウントからログアウトしているユーザーは、Xアカウントにログインしなくても、X.comのほとんどのコンテンツにアクセスできるということです。こうしたアクセシビリティは、開かれた会話を提供するというXの使命の基盤であり、Xユーザーの表現の自由や情報へのアクセスを保証しています。Xでは、ログインしていないゲストユーザーを含む、独自の平均有効サービス対象者数を公表しています。

地理的位置情報

GDPRの下での実務慣行の一貫性を確保するため、XではAMARSの地理的位置情報を、サービス対象者がXにアクセスした際に関連付けられるIPアドレスに基づいて判断しています。