01.
概要
Xは、透明性ポリシーに従い、また虚偽の情報によって影響を及ぼそうとする企てについて一般市民の理解を促すために、Xでの国家が関与する情報操作目的とみられるツイートとメディアのアーカイブを公開しています。
Xは公開プラットフォームでの会話を公正に維持する責任があると考えています。政府が関与する国内外の組織が、選挙などを巡る市民の会話に影響を及ぼすために、Xでの情報を操作しようとする事実があれば、その試みを適切なタイミングで開示するのもこうした責任の一例です。一般ユーザーや研究コミュニティが必要な情報を知るためには透明性の徹底が重要だとXは考えています。
Xは2018年10月に、外国による情報操作の疑いのあるツイートのアーカイブを業界で初めて導入しました。導入の背景には、こうしたアカウントを公開して検索可能にすることで、今後に向けて一般ユーザー、政府機関、研究者がメディアについて調査、学習し、リテラシーを確立することが大切であるというXの基本的信念があります。
Xは創業時から透明性を最重視してきました。ここ数年、この報告書のデータセットを何度か更新して大幅に拡大しました。これほど詳細かつ透明に情報を公開している企業はXのほかにありません。
Xとしては、虚偽の情報によって影響を及ぼそうとする企て企てに技術と人の力で立ち向かうアプローチについて学び、発展させ、確立しています。私たち全員が公開されている会話を保護するために必要な社会的能力を学び、確立するうえでこうした包括的かつ透明な開示が役立つことを願っています。
02.
よくある質問
今後どのようなデータを発表しますか?
今後Xで新たな情報操作の試みが発覚した場合、まず最優先でXのルールを適用し、公開の会話を操作しようとする企みに関与するアカウントを削除します。強制削除が済んだのち、対象のアカウントと関与者について詳細な調査を実施します。データの特性や属性を断定し、必要な調査をすべて完了するまで、関連するデータの開示はしません。追加情報が調査結果に重大な影響を及ぼすと判断した場合、既存のデータセットに対する追加データを段階的に公表する場合もあります。
どのような企みが含まれますか?
プラットフォーム操作のうち、国家や政府関係者の関与を確実に特定できる活動は情報操作とみなされ、Xルールで禁止されます。
この規模のデータセットには大量のデータセットの分析能力が必要です。データセットは以下からダウンロードできます。編集されているコンテンツはありませんが、アカウントを特定できる情報にはプライバシー保護の観点よりハッシュ処理されているものがあります。
こうしたデータセットには国家が関与する情報操作と関連があるとXが考えるアカウントのプロフィール情報、ツイートとメディア(画像や動画等)などが含まれます。過去に削除されたツイートとメディアはデータセットに含まれません。こうした活動に関連があるとXが特定したすべてのアカウントがアクティブにツイートしたとは限らないため、データセットで示されるアカウント数は、情報操作に関連があるとして強制的な措置を受けたアカウントの合計数より少ない場合があります。
一部の情報をハッシュ処理するのはなぜですか?
フォロワー数が5,000人未満のアカウントについてXは特定の個人情報フィールド(ユーザーIDやハンドル名など)を公開データセットでハッシュ処理しています。Xではこれらのデータセットに誤って関連付けられた情報が含まれないようできる限りの防止策を講じていますが、悪意のないアカウントや不正アクセスされたアカウントに悪影響が及ぶリスクを軽減するためにこうしたフィールドをハッシュ処理しています。ただし、処理後も縦断調査、ネットワーク分析、これらアカウントによって作成された基礎コンテンツの評価をできるように配慮しています。
専門の研究者が調査目的でハッシュ処理後のデータセットにアクセスする場合は、以下から申請できます。ハッシュ処理後のデータへのアクセスには、ハッシュ処理されたデータセットの使用を研究目的に限定するデータライセンス契約が適用されます。そのライセンス契約に基づき、研究者は適切なセキュリティ対策を講じたうえで、限定的な形でのみデータを使用できます。
誤って対象とされた場合はどうしたらよいですか?
自分のアカウントが誤って含まれているとお考えの場合、アカウントにログインして、こちらから凍結処置に対する異議を申し立ててださい。Xは異議申し立てについて慎重に検討し、不正アクセスの被害が疑われるアカウントや手違いで対象となったアカウントを所有者の元に戻す手続きをします。
03.
アーカイブをダウンロード
03.
アーカイブをダウンロード
メールアドレスを入力して、[送信] をクリックすると、データセットをダウンロードできます。データセットの使用には、Xの開発者契約およびポリシーが適用されます。[送信] をクリックすると、Xの開発者契約およびポリシーに同意したことになります。
自分のアカウントが誤って含まれているとお考えの場合、アカウントにログインして、こちらから凍結処置に対する異議を申し立ててださい。Xは異議申し立てについて慎重に検討し、不正アクセスの被害が疑われるアカウントや手違いで対象となったアカウントを所有者の元に戻す手続きをします。
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サウジアラビア(2019年10月) - 5,929アカウント
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中国(2019年7月、セット3) - 4,301アカウント
サウジアラビア(2019年4月) - 6アカウント
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アラブ首長国連邦(2019年3月) - 4,248アカウント
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アラブ首長国連邦、エジプト(2019年4月) - 271アカウント
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カタロニア(2019年6月) - 130アカウント
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イラン(2019年6月、セット3) - 2,865アカウント
ロシア(2019年6月) - 4アカウント
ベネズエラ(2019年6月) - 33アカウント
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イラン(2019年1月) - 2,320アカウント
バングラデシュ(2019年1月) - 15アカウント
ロシア(2019年1月) - 416アカウント
ベネズエラ(2019年1月、セット1) - 1,196アカウント
ベネズエラ(2019年1月、セット2) - 764アカウント